fc2ブログ

シン・ディアブロ

- real diablo -

PARA 64  CIZETA V16T

MADE IN CHINA

ルチェロ・ガンディーニのデザインにより、90年代はじめにデビューしたチゼータV16T。

フェラーリ、ランボルギーニをしのぐV16エンジンを搭載し、コンセプトは「誰も見たことがないスーパーカー」。

同志諸兄ご存知の通り、V16Tは、デビュー後すぐにチゼータ社の破綻により製造中止となった。
ランボの血を継ぐスーパーカーとメディアでもてはやされ、そしてあっけなく消え去ったのは、ちょうどニッポンのバブル崩壊とシンクロしていると思ったり、思わなかったり。

ガンディーニ曰く、「ランボルギーニ・ディアブロの真のプロトタイプ」。

そう、ガンディーニによるディアブロのオリジナルは、当時ランボ社を所有していたクライスラーにダメ出しされ、リファインを余儀なくされている。
このチゼータV16Tこそが、ガンディーニにとってディアブロということらしい。



ちなみに、リアに入っている「MORODER」の文字は、あのジョルジオ・モロダーから。
『フラッシュダンス』や『トップガン』のサントラで有名なジョルジオ・モロダー。個人的にはジグジグ・スパトニックのプロデューサーであることが大いにツボ。そんな世界的ミュージシャンのモロダーがチゼータ社の共同出資者だった。


…… …… ……


ガンディーニとモロダー。二人の異能者が創造した「誰も見たことがないスーパーカー」。
80年代、90年代の空気を知る者だったら、スルーできるはずがないよね。







Door way to Japanese collectors
 ↓
にほんブログ村 コレクションブログ ミニカーへ
にほんブログ村

Comment 2

Tue
2023.02.21
01:11

中央水槽1 #-

URL

初めまして

初めまして。中央水槽1と申します。

個人的に、チゼータV16Tと言えばこの2段のリトラクタブルですが、この特徴的な顔を1/64スケールで再現したモデルが発売されていることに驚きました。この「異形の者」感がある顔はまさに「悪魔」と言った感じですよね。

ちなみに、日本には2台存在し、1台は山梨県の河口湖自動車博物館、もう1台は高知県の四国自動車博物館で見られるそうです。

Edit | Reply | 
Tue
2023.02.21
22:22

ワイキキ@第三世界 #-

URL

異形化

いらっしゃいませ、中央水槽1さん。こちらこそはじめまして。

ライトを開けたままでモデル化しているところに、チゼータV16Tへの愛が感じられます。異形化しても美しいと。
ついつい閉じた姿を忘れてしまいます。

山梨に高知ですか! 今年あたり仕事で寄れそうな……。

Edit | Reply | 

WHAT'S NEW?