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グリズリー #WDdQ1Qjc
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リンカーンやキャデラックがステータスシンボルだったのも昔の話。当方が子供の頃には既にベンツやBMWといったドイツ車がステータスシンボルで、物心付く頃にはドイツ御三家に加えてレクサス、と言った印象でした。
未来を感じさせるという一点でコンセプトカーの右に出るものはないと思っていますが、リンカーン・フューチュラに関してはTVシリーズのバットモービルの印象が非常に強いです。
しかし、それは別としてもこの車は今の時代でも独自の雰囲気をまとっているというか、我々が生きている時代よりも、もっと先の時代を意識していたのではないかなあ、とも思えたり。
考えてみると、この年代のコンセプトカーが念頭に置いていたのは20世紀より先、それでもあと数十年先にまで迫った「21世紀」なんですよね。
21世紀も四半世紀が経とうという今、最近のコンセプトカーはどこか地続きというか、「数年~10年程度先」の車をイメージしているものが多く、数年前のキャデラックのコンセプトカーであるエスカーラや、約10年前のコンセプトカー、エルミラージなんかを見ると、今のキャデラックに通じるデザインで、20世紀のGMに見られた「21世紀を夢見た」コンセプトは減った印象があります。
直近だと「セレスティック」なんかは結構印象的なコンセプトカーですが、この車も結局はエスカーラのように、数年先のキャデラックのデザインを決めるコンセプトに見える上、あのデザインはキャデラックがテールフィンを現代的解釈したものなのだと思います。
とは言え、1950年代のあの当時のテールフィンには遠く及ばないですし、もっと先の未来を見据えたデザインになると、ロールスロイスやリンカーンの出してきた究極のミニマリズム的デザインになるのかと思うと少し寂しくも思いますね。
ワイキキ@第三世界 #-
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未来を見据えたデザイン
いまや蕩尽は望みえない時代。
自動車メーカーによるコンセプトカーは、持続可能性や安全をデザインに取り込まなければ成立しないんでしょうね。企業としても勿論、そこの一員たる「意識の高い」デザイナーたちも、そのような課題解決型の発想の虜囚なんだろうなと思わざるを得ません。なので自ずとデザインは「数年~10年程度先」のものかなあと。
その反動勢力として今を時めくのがチューナー系、オートサロン系のデザイン。とは言え、これまた地に足がついた後ろ向きのデザインなんですよね。今どきのハイパーカーも、ハイテックというギミックにとらわれていて、次代に向けたデザインとしてはどうなのか……。
今は過渡期で、いずれEVだらけの世の中になったらデザインのあり方も変わるような気もします。
なんとなくですが、無印良品的なデザインのクルマが先端となりそう。せいぜいアップルウォッチ的とか。
またそれらが未来を夢見ているかと言うと……?